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執筆者の写真Seki

フィレンツェ 坂東玉三郎御用達ファヴュラス生地屋/ダビデのお尻/鉛筆削りとクリスマス

12月のクリスマス前。

空港からトラムで25分、フィレンツェの市街地に到着。 ミラノと石の敷き方が違うことに気づく。

滑り留めの工夫であろう、クサビ型の溝がびっちり。








馬がカッポカッポと闊歩。観光客を載せていく。






















革製品の露天が立ち並ぶ。

なめされた革の匂いがこの街の香りに

なっている気がした。

石の模様も楽しくて目で追ってしまう。












通りがかりにいい感じの生地屋を見つけ入店。

CASA DEI TESSUTI

またもや日本人フレンドリーな店員さんがいらっしゃる! 聞くところによると日本人のお客さんが多いらしく、額にも日本人の影。 しかも、坂東玉三郎さん!!!独特なサイン!!!

ビンテージが充実していて、例えばドーメル1m200~300€、値段は可愛くない。 他の棚には、ドレス用の生地も充実していて、興奮。

遠隔、ネットじゃ売らないよ。買いたかったらその都度、会いに、探しに来てね〜と店員。

世界の生地屋で自分の仕立てたい生地を探したいという奇特で気骨のあるお方!

今度一緒に行きませんか!? ビンテージで仕立てる。アテンドいたします。


途中、予定になかったフィレンツェの香水屋に寄る。

テアトロフレグランス


購入したのはORO。

木の香りが好きなので即決。最高です。

シャツに毎日つけたいくらい。

余談ですがポニークリーニングに

シャツを出すとヒノキの香りが

付くのがとてつもなく好きです。


調香内容はこちら。

トップノート:マダガスカルブラックペッパー、ピンクペッパー、クローブ、セージ、カラブリア産ベルガモット ボディノート:フランジパニ、リンデン、白い花ベース ノート:スギ材、パッチーリー、アンバー





その後、目的のUB。

デッドストッククロス屋さん。 http://www.ubfirenze.it/

おしゃれおばあちゃん家の壁に貼ってありそうな、

優しい色合いがラインナップ。

アンティークの品も魅力的。

一見の価値ありでした。










夜は、現地で知り合ったフィレンツェ国際デザイン大学で、

照明デザインを教えている教授のお宅を訪問。古民家リノベ見せてもらう。 天井のフレスコ画広く残してすっきりと白が基調のお部屋、居室だけ区画。

部屋の天井が4m級の家。

憧れる。地明かりはフロアランプのみ。

写真はフランチェスコ先生の作品。


小腹が空けば美味しいものにすぐありつける。

ボーノ!Buono!




今回は行けずの、

仏友人ファッションデザイナー

レコメンドレストラン。

今度はぜひ行きたい。

ビニ・エ・ベッキ・サポリ




イタリア。何故か写真を撮って欲しいと、

頼まれることが多くて不思議。 外国でiPhoneを初対面に託すのは間違いなく危険。 だがしかし、

先に手持ちのiPhone渡してきて、

撮って欲しい、との先行の信頼があったので、Me too.と歩み寄り、オフコース!

となる。 ただいつ走り逃げされても、

とっちめる覚悟を秘めた笑顔は、

やはりひきつっている。


着用シャツモデル Shirt_F20-07ソメロス

着用ジャケットモデル Suit_FF20-08

(コート/エィス_パンツ/トラマロッサ_シューズ/オン)


寄ったのは、

サンタ・トリニタ橋Ponte Santa Trinita。

トリニタ橋から、ヴェッキオ橋Ponte Vecchioを望む。

橋の真ん中で停車する綺麗なカラーコートを着たおじ様。

こちらは、カッライア橋

Ponte Alla Carraia


少しでも休もうと思えばすぐそこにアイス屋さん。

ジェラトリアサンタトリニタ

Gelateria Santa Trinita


装飾建材好きにはたまらない。デコレーション愛が爆発。

Castorina


フィレンツェでやりたいことがあった。 彫像のデッサン。 友人と訪れたロンドンのテートモダンで、美術館で写生することの話になった時。 友人が「描けないからな〜」と漏らした言葉を、『描けるよ!』と吹っ掛けたものの、 いや自分こそ描こうとしてなかったと思い返す。 大学生の時からすっかりするのを辞めていた。 よしやろう!と決め、画材屋へgo。








駆け込んだのは、画材屋。

Zecchi Colori Belle Arti

ステッドラー1本とスケッチブック1冊に12.4€支払い、いざ美術館へ。








向かったのは、アカデミア美術館

Galleria dell'Accademia di Firenze


ダビデのお尻をスケッチ。

隣に腰掛けて来たエキゾチックな女性に絵をガン見される。

GOOD言われたので良かった。

絵だけで交流。素晴らしい。



夕暮れ時は、ショッピング散策。

電気屋、調理器具屋、雑貨屋の訪問は欠かせない。







寄ったのは、街の電気屋さん。

Materiale Elettrico Carlesi Andrea Firenze


イタリアの玄関にある飾り金属欲しいです!と伝えるも、

既製品の販売は無いそうで、

完全受注販売の納期は、

3週間くらいかかるそう。

獅子の口が、

ボタンになっているチャイムで200€!

買える値段!

家を建てるとき、

金物をたくさん仕入れたいと考えている。

部分的に入口飾りが華やかな住まいに、

憧れる。



スケートのおもちゃ






調理器具を見て回る

寄ったのは、

Bartolini





翌日も、熱量そのまま、彫像美しい噴水広場へ。

Fontana del Nettuno

ネプチューンの噴水

今日はクリスマス。画材店は全部しまっている。 すでにダビデのお尻を描いた故に、鉛筆先丸まっていて弱ったな〜と思いあぐねていると、 ダメ元で、鉛筆削りありますか。とホテルカウンターで質問。 きいてみるもので、2人掛かりでガサゴソ1分やってくれて、にこやかに貸してくれた。


ブオンナターレ!(メリークリスマス!) そんな良い日。


A bientôt.

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